土曜日, 2月 02, 2008

困った時は大黒様

2月2日(土)若潮 日出6:40 日入17:09
満潮 3:41(132cm)11:34(143cm)
干潮 7:15(127cm)20:37( 44cm)

今年になって、初釣りの城ヶ島、2回目の芦名漁港とボウズを食らい、それどころか、去年の釣り収めもボウズだったので、年越しボウズ三昧となってしまい「困った時は、大黒ふ頭だ」と大黒海釣り公園に行ってきました。

大黒海釣り公園は、11月から3月いっぱいまでは、朝7時から午後5時までの営業なので、出発はのんびり6時。例によってy君に自宅まで迎えに来てもらい出発。

「今日は釣れるかね~」
「一応、カレイは上がってるみたいですけど、あんまり大きいのは上がってないみたいですね~」
「あんまり小さいのは困るけど、小さくても釣りたいよね~」
「今年になってまだ1枚も...だしね~」と、意気揚々と(?)大黒ふ頭に向かいます。

現地に着いてみると、まだスズキ、フッコが朝一番では釣れているようで、結構混んでる。シーバス狙いの人達が、ベストポジションである沖側先端を目指して「大人の徒競走」してる。沖側先端を目指し小走りに走っていくおじさん達を横目に、我々が目指すのは、堤防中央手前のベイブリッジ側。しっかりベストポジションをゲット出来ました。

早速、仕掛けを用意し、売店でエサの岩イソメと青イソメの極太を購入。大黒ふ頭では、青イソメは極太が良いようです。勝手な思い込みですが(^^;

ここは、3~40mくらいから駆け上がりになっており、正面はまず根係りはしないけど、左右に振ると、丁度、駆け上がりの際あたりに、きつい根があり、潮の流れが速い時は、軽いオモリだと構に流されて根係りしてしまう。けれど、軽いオモリのちょい投げくらいの距離が一番のカレイスポットなので、根係り覚悟で果敢に攻めます(^^;

エサを付けて投げる。今日は、柔らかめの投げ竿とチョイ投げの2本。と、ヘチに岩イソメがつけたふかせ仕掛けを底まで落として置き竿で1本。大黒海釣り施設は、竿はお一人様2本までなので、みんなで守りましょう(^^;

しかし!!!ベストポジションのはずなのに、全くアタリがない!!!エサが全く齧られない!!!全く齧られていないエサを「それでも元気なエサの方がお魚さんは好きなはず。」と自分に言い聞かせて、しこしこと付け替えて投げる。けれども、どんなに新鮮で元気なエサにしても、今日はお魚さんは、全く無関心な様子。

「全くアタリがないね~」
「すぐ手前まで引いてくると、ちょこっと尻尾だけ齧られてるみたいなんですけどね~」
「針にも掛からないチビハゼかね~」
「お尻かじり虫ですね~」
「海で過ごす休日は気持ち良いから、まっいいか」
「いや、僕はやです。」

と、淡々と、ダラダラと時間だけが過ぎていく。沖側一番手前に陣取った常連さんは30cmくらいのカレイをあげてる。「ここがベストポジションのはずなのに、今年のカレイは沖側なのかな~」と疑心暗鬼になりかけた3時過ぎに、それは始まったのでした。

何もアタリのないまま、エサだけを交換しながら投げ続け7時間。

午後3時を過ぎ、2箱買った極太青イソメも無くなり、売店に追加の青イソメを購入して戻って、竿を軽くあおって巻いてみると投げ竿に小さいけどビクビクっとアタリがある。

「あれっ?」と思い巻いてみると、潜り込むようなカレイのアタリではないけど、確実にお魚さんが付いてる。元気に暴れてるようだけど、竿はしならない。大きいんだか、小さいんだか良く分からないまま上げてみると、なんと40cmくらいの丸々太ったあなごでした。

「太いアナゴですね~」とy君。実はy君、アナゴが嫌いなのです。
「アナゴ美味しいんだけど、職人じゃないから、さばくの大変なんだよね~」
「目釘打てば楽に捌けるんじゃないですか?」
「うちのまな板プラスティックなんだよね~」
「目釘打てる木のまな板買わないと駄目かな~、アナゴ捌くだけで子1時間かかっちゃうんだよね~」

大黒ふ頭は、底が金網なのでアナゴはスルスルっと落ちてしまうかもしれないので、新聞紙の上で写真を撮っているとy君にアタリ。25cmくらいのカレイでした。

「本命おめでとう」
「でも、小さいですよ~」
「贅沢は言わない!!!30cmのフライパンに収まるサイズなら、フライも煮付けもなんでも出来るんだから、親孝行(?)なんだよ。」
「しかし、今まで齧られもしなかったのに、今日は3時過ぎがゴールデンタイムなんですかね~」

そんな会話を交わした後、4時過ぎに、トイレに行き戻って、再び竿をあおって巻いてみると、今度はちょい投げ竿にお魚さんのアタリ。グンっと潜るけど、潜る力は小さい。

「なんか、釣れてるよ。」
「カレイですか?」
「う~ん、カレイみたいだけど、小さそうだな~」

上げてみると、ギリギリなんとか30cmのカレイでした。30cmのカレイなんて、本当に久しぶり。あまりに久しぶりだったので、サイズも分からなくなるくらいカレイの引きを忘れてしまったのかな~。

大黒海釣り公園は、冬は5時までなので、4時半には帰り支度をしなければなりません。

カレイとアナゴを締めて「さあ帰り支度だ。」とヘチに垂らしておいた置き竿を巻いてみると、グングンッと首振りダンス。なんと28cmのアイナメが置き竿にかかっていたのでした。

大物は無かったけど、年越しボウズ3連発のいや~な流れを解消してくれて
「やっぱり困った時は大黒様だな~」
「大黒様、どうもありがとうございました。」
と、大黒様に感謝しながら、帰路についたのでした。

しかし、今日は巻いてみたらお魚さんが付いてた。というパターンばかりで、「きた~!!!」というアタリを一度も経験していない。まだまだスランプ脱出とは言えないようです。それでも、釣れて良かった~

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